「設定したい」「つなぎたい」「音声でネットサーフィンしたい」・・・。 パソコン機器の利用やネットへの接続は、情報の大量収集や迅速な処理に大きな力を発揮します。
「ボイスネット」は、そんなパソコン利用を進めておられる視覚障害のかたを支援するボランティア・グループです。
日本ライトハウス情報文化センターを拠点に、同センターからの依頼により活動しています。
パソコンの進歩と普及で情報へのアクセスや処理が飛躍的に向上しました。
視覚障害のかたはワープロをペンの替わりに使い、音声で活字を読み、さらにこれまで入手が困難だった情報もインターネットやパソコン通信でより早く、手軽に入手できるようになりつつあります。
しかし、それは「準備がすべて整っていたら」の話です。
ぶあついマニュアル、ややこしい設定、思い通り動かないソフト・・・せっかくそろえたパソコンもこれでは役に立ちません。さらに、こんな使い方をしてみたいのですが、この方法でしか私には扱えません・・・など、パソコンはそれぞれの人の環境によっても役立て方はまちまちです。また、準備が整ってもパソコンですべてが完全にできるかというと、まだまだ無理があります。
そんなパソコンの利用の場で「ボイスネット」は、メンバーそれぞれが持つ知識や技術を少しでも役立てることができたら、とパソコン利用を進めておられる視覚障害のかたへのお手伝いをしています。
そして、サポート活動を通して、パソコンの「ここまで便利になれる」という可能性、逆に「ここまでしか使えません」という限界を、利用を進める方々といっしょに考えていきたいと思っています。